やったもん勝ち
実は、相続の世界も先手必勝、やったもん勝ちなんです。
これはA子さんのお話です。
A子さんは実家から遠く離れたところに嫁いでおり、お父さんの面倒は妹さんが見てくれていましたが、そのお父さんが亡くなりました。
A子さんのお父さんは、マンションをいくつか持っていて、家賃収入もそれなりに入ってきていたそうなのですが、通帳を確認すると、残高がたった400万円しかありませんでした。
A子さん「こんなにもお金がないって、一体どういうこと?家賃収入があるから、数千万はあってもおかしくないでしょ?」
妹「病院代や介護費用が嵩んだから、もうこれしかないのよ。」
A子さん「それにしても使いすぎでしょ!おかしいわよ!」
お父さんのお金は、どこに行ってしまったのか?
妹さんの名義になって存在するなら追及できますが、まったくなくなってしまっていたら…?
「あるはずだ!元に戻せ!」 と妹さんに請求するには、お金があることを証明して訴えを起こすしかないです。
訴えるとなると、お父さんのお金があったことを証明する、何かしらの資料が必要です。
なければ、言いがかりだということで、却下されるでしょう。
お父さんの預金は、お父さんが元気なうちから、誰もが見える状態で管理しておかないと、用途は掴めません。
亡くなったあとになって、「残っている財産がこれだけなんておかしい!」と言っても、裁判所は面倒を見てくれないんですよね。
知らんがな
妹さんがお父さんのお金を抜き取って、隠していたことが事実だったとして、A子さんが「妹が隠しています!」と正しいことを言ったとしても、それが正しいという証拠をA子さん自身が出さないと門前払い、話すら聞いてもらえません。
うちも忙しいんやから、証拠も出せないんなら帰ってや!
A子さんとしては、自分は遠くに嫁いだので、実家の面倒は妹に丸投げしてうまく逃げられた。
父の介護はしないけど、相続になればまとまった遺産をもらえるわ。
うっしっし!と思っていた。
なのに、どうして肝心のお金がないのよ!という感じでしょう。
介護を妹さんに押し付けておきながら、遺産は半分もらえる、と思うこと自体が甘いですよね。
うまく立ち回ったと思っていたのに、実は自分がやられてしまった。
悔しい!
訴えてやる!
となったんでしょう。
妹さんの勝ちです。
やったもん勝ち。
Aさんのケースは、相続で揉めやすいパターンでした。
争いに発展しないように、最初にどう備えるかを考えておくべきでしたね。
相続が始まると、本性が出ますから。
さて…
お盆の時期は、日頃会わない身内が集まりやすいので、こういう話を聞くことが多いかもしれません。
ところが、相続の話に限らず、どんなことでも知っていて損はないので、変なトラブルに巻き込まれても余裕でかわせるように、日頃から耳をダンボにしておきましょう。
・痴漢の冤罪を免れる方法ってあるの?
・コロナを人にうつしてしまったら、傷害罪になるの?
・お釣りを多くもらったら犯罪者なの?
このような素朴な疑問も、相続対策も「しょしこ」におまかせ。
今後発生しそうなことを先に知っておくと、怖いもんなしです。
どんなことでも「オオゴトになる前」が重要で、一旦オオゴトになってしまえば、長期間決着しないし、しかもめっちゃ疲れます。
なので、しょしこ勉強会に来れば、わからなかったことが、一発でクリアになりますよ。
無農薬のお野菜など、体に優しい食材を使ったランチを食べながら、日頃のモヤっとしたものを晴らしに来ませんか?
8月は28日です。
→ https://shihoushoshiko.net/lp/
今は、例の事件が真っただ中なので…
贈与、相続、お墓、親族関係、治療費で、もめにもめている人が、日本国中で激増しております。
なにかあってからでは遅いので、早いうちから、しっかり準備しておきましょう。
自分は大丈夫という、ヘタな思い込みは、人生を台無しにしてしまいますよ。