孤独死の作り方

離婚

知人「どうしよう!娘が『もう耐えられへんわ!お父さんの顔なんか見たくない!』って言い出して…。旦那が悪いと思うねんけど、娘には出て行って欲しくないねん…」

 

私「旦那さん、そんなに嫌われるなんて何をしはったん?娘さんの日記をコッソリ読んでるのがバレた?」

 

知人「旦那が毎日朝晩の検温と手の消毒を義務付けてて、体温が36度6分以上やと、家でもずっとマスクをしろ!ってうるさいねん…」

 

私「へ???それって、現在進行形の話??36度6分でアウトって平熱やんか。こないだマスクは任意になったんちゃうん?」

 

知人「それが現在進行形やねん!娘の職場は大阪市内でウイルスも多いから、娘が帰って来たらスグにマスクマスクやねん。娘の平熱は高めやからほぼ毎日マスクを強要されてて、完全にバイ菌扱いされてるから激怒してるねん…」

 

私「ほほーーーー(゜o゜) 旦那さん未だにマスク信者なんやぁ!マスク会社の株でも保有してはるん?(笑)しかし旦那さんも仕事で通勤電車に乗ったりして、人ごみに行ってはるんちゃうの?」

 

知人「旦那は今、家に居てずっと引き籠ってるねん。勤めてた会社がコロナで業績が悪化したから、去年から失業中でさ。失業保険の受給がもうすぐ終わるから、どないしよかと…」

 

私「そうなんや…。ていうことは、失業してますってことを認定してもらいに、旦那さんは職安に行ってるってことやんな?一応就活もせなアカンやろし。あの認定日はかなりの人数が、狭い場所に集まって来るけど、それはOKなん?」

 

知人「お金をもらうためやからそれはOKみたいやねん。今、第9波って言うてるからか、マスクを9枚も重ね付けして、恐る恐る行ってはるわ。」

 

私「まままマジすか!旦那さん、めちゃくちゃオモロい人やんか(^^) 娘さん、いっそのこと旦那さんの目の前でガンガン咳込んであげたらどう?」

 

知人「そんなんしたら旦那発狂して、娘を追い出すと思うわ…」

 

私「そらそうか(笑)コロナ騒動が始まった2020年の春頃なら、マスク信者やったとしてもまだ理解できたけど、もう今は無理っしょ。娘さんがキレるのも無理ないで。娘さんって今いくつなん?」

 

知人「21。去年就職してん。」

 

私「そうなんや。なら家を出してあげたらいいやん。その方が娘さんのためやで。仮に仮に、1億歩譲って旦那さんが正しかったとしても、もう働いてる娘さんが家を出たいって言うてるんなら、背中を押してあげたら?」

 

知人「女の子の一人暮らしって危険やん?だからさせたくないのよ…」

 

私「危険って、○○町や●●町に住むなら危険やと思うけど…今は女性専用マンションもあるし、治安の良い地域で一緒に部屋を探してあげたらいいやん。」

 

知人「ぅ……」

 

私「溝が浅いうちに、早く出してあげた方がいいと思うで…。2人の関係が壊滅的に悪化して、修復不可能になってしまってもええの?」

 

知人「それは困る…」

 

私「せやろ。仮に旦那さんのことがなかったとしても、娘さんが独立したいって言ってるんなら味方になってあげないと、お母さんも敵認定されるで?」

 

知人「それはもっと困る!」

 

私「ちょうどいいタイミングやから、子離れしなはれ。ちなみに私も21のときに家を出て、一人暮らしを始めたわ。」

 

知人「そうなん!?お母さん、反対しはれへんかったん?」

 

私「父親は反対したけど、母は一緒になって手伝ってくれたで。」

 

知人「そっか…旦那が失業中でこの先どうなるか分からんから、娘にもあんまりお金を使ってほしくなかってんけどな~」

 

私「はぁ???娘さんの足を引っ張るようなことはやめてあげなさい…」

 

知人「はい…」

 

 

そんな会話から、3か月ほど経ったある日…