法を知ることが勝利の条件である~最終章~

お金・法律

今から23年前。

中古のマンションでしたが、私たち夫婦の理想通りの物件だったので、思い切って購入することにしました。

当初の予算をオーバーしていたんですが、一生に一度の買い物なんだし、出来るだけ良いものを買いたいから妥協はしたくありませんでした。

 

今まで頑張ってきたんだから、今よりも上質な生活を送ってもいいよね。

 

そんなふうにも思っていたので、不足している資金をどう工面するかばかり考えていました。

ダメもとで、父に援助をお願いできないかを打診してみると、超ラッキーなことに、1千万円ほど援助してくれることになり、予算をクリアできたんです!

 

ヨシ!これであのマンションが買えるわ!

 

マンションの名義は、夫と父が出資した割合で、2人の共有名義にすることにしました。

 

そして、出来るだけこまめに繰り上げ返済を行い、35年ローンを21年で完済しました。

 

ようやく完全に夫と父の所有となったマンション。

感慨深いものがありましたが、去年あたりから、夫の行動に違和感を抱き始めました。

 

・トイレやお風呂にまでスマホを持って行くようになり、画面を下にして置くようになった

・電話がかかってきてるのに、「後でかけ直すから」と言って出ないことがよくある

・残業がなくなったのに、休日に仕事だと言って出かけることが増えた

 

今までは考えたことがなかったんですが、鈍感な私でもこんなことが続けば、さすがに浮気を疑います。

夫が本当に浮気をしているなら、再構築なんかあり得ません。

マジで気持ち悪い。

 

 

私は夫の財布の中を調べてみました。

すると、出てきましたね。

ラブホテルの領収書とポイントカードが。

こんな証拠をキチンと残しているなんて、ほんと、なんておバカさんなんでしょう!

 

 

領収書とポイントカードを見せながら夫を問い詰めると、あっさり自白しました。

相手は会社の部下で、1年くらい前に仕事の相談をされたのが始まりで、あちらから誘ってきてごにょごにょごにょ…

 

熟年離婚決定です。

 

夫は、すぐに別れるし、もうしないから許してほしいと懇願してきましたが、裏切り者の言うことなど信用に値しません。

 

そんなこんなを父に相談しました。

「子供もいないし、離婚してうちに帰ってくればいい。あんな奴と一緒に不動産を共有してるなんて不愉快だ!アイツにはお灸をすえてやる!」

 

そう言って父は、まさかの行動に出たんです…!