いつまでも元気だと思ってない?

お金・法律

みなさんは今、ペットを飼っていますか?

ペットを飼ってる人って、何を飼ってるのかと調べてみたら、やはり犬が多いんですね。

次点が猫、そして鳥だとか。

 

私は、長男が生まれるまでは金魚を飼っていました。

白い和金だったので、名前は「ホワイティ」(^^)

 

そのまた昔、子供の頃はペンギンを飼いたかったんですが、どうも無理なようなので、代わりに猫を飼いたかったんです。

 

私が幼稚園児だったある日、捨て猫を拾ってきて、母に「飼いたい」とお願いしました。

すると母は、猫を幼稚園の前の公園に紐でつないで「幼稚園から帰ってきたときに、まだこの猫が公園におったら、家で飼ってもいいよ」と言いました。

 

この猫も私のことが好きなはずだから、幼稚園が終わるまでこの子は絶対に公園で待っててくれる!と確信していたので、「わかった!」と母の提案を受け入れました。

 

 

そして幼稚園が終わって、急いで公園に行くと…

 

猫は私を待っていてはくれませんでした。

 

ショックだったけど、母との約束があるので、猫はあきらめました…

 

 

あれから40年近く経った頃でしょうか。ふとあの猫のことを思い出して、母に言いました。

 

私「あのとき、猫が公園で待っててくれへんかって、ショックやったわ~」

母「あぁ、あれな。アンタが幼稚園に行ってる間に、私が猫のヒモを外して逃がしたからな(笑)」

私「えーーーー!マジかー!今までずっと騙されとったわー!やるなー!(笑)」

母「へへへ。猫飼うの、イヤやったもん(笑)」

 

 

とまあ、私の思い出話は置いといて…

 

かわいいペット。

飼い主が元気なうちは良いですが、飼い主にもしものことがあった場合のペットのこと、考えていますか?

 

特に自分に何かあったとき、ペットの世話をしてくれそうな家族や友人がいない人。

「おひとりさま」であるあなた、「おひとりさま」になりそうなあなた。

 

 

私は今、ある方の成年後見人をしています。

成年後見人とは、ご本人の財産管理をしたり、ご本人の代わりにいろいろな契約を結んだりする係です。

 

そのご本人は寝たきりですが、元気だった頃から飼っている老犬がいます。

 

先日まで、ご近所の方が好意で、その犬の散歩をしてくれていました。

しかし、その方自身も高齢になってきているため、プロの方に犬の散歩を依頼することにしました。

 

 

ネットで調べたら、毎日30分の散歩で1か月7~8万円はかかるようだったので、費用をなるべく抑えようと、地域包括支援センターに地元の犬好きな人を探してもらったり、シルバー人材センターにも問い合わせたのですが、なかなか見つかりません。

 

となると、ある程度の費用をかけるしかなかったので、同一市内のペットシッターさん数件をピックアップして問い合わせ、比較的安価だけど犬のことをちゃんと考えてくれそうなシッターさんと、犬の散歩契約を結び、散歩をお願いしました。

 

今回散歩を依頼したペットシッターさんは、当たり前ですがとっても犬好きで、本犬も喜んでいるようで、一安心しています。

 

 

しかし。

 

今はまだ、散歩のお願いだけで済んでいますが、飼い主であるご本人が長期間入院したり、施設に入所したり、亡くなったりしたら、ペットはどうするのか?

これを考えておかないといけないな、と痛感しています。

 

そして、また探しました。

飼い主であるご本人が自宅での生活を送れなくなった場合の、ペットの行先を。

 

今はペットシッターさんに関わってもらっているので、この方にお願いすればどこかに繋げてもらえるかも知れません。

 

それ以外にも、保護犬の活動をされている方を探して、今から繋がっておくのも良いかも知れません。

 

他にも、ペットを終身預かってくれる「老犬ホーム」という施設もあります。

このような犬の施設があると事前に分かっただけでも、いざというときは何とかなりそうです。

 

 

 

今回、ペットシッターさんに関わってもらえたのは、ご本人が、経済的に余裕があるからです。

 

老犬ホームも、金銭的に余裕がないと、選択肢には入らないです。

 

もう一つ、「ペット信託」という方法もあるんですが、これまたお金が必要です。

 

おカネがないと、選択肢がなくて途方に暮れるしかないんですよね…