最初が肝心

相続

最近、仕事をしながら20代の頃に聴いてた音楽を聴いてるんですが、ユーチューブって便利ですね。

昔は通勤時にウオークマンで音楽を聴いてたから、CDからカセットテープにダビングしていました。

そのあとは、CDウオークマンになったかな。

ちょっと衝撃を与えたら、音が飛んだりしてたっけ。

 

でも今は、音源を持っていなくても、ちょっと検索すれば、大抵のアーティストにヒットしてスグに聴けますからね。

ま、途中の広告がウザいですが、タダで聴かせていただいておりますので、拝聴いたしますよ。

 

 

20代の頃から四半世紀も経つとですね、あの頃の曲を聴けば、気持ちは若かりしあの時にタイムスリップして「懐かし~」となります。

 

しかし、昔はあんなにカッコよかったアーティストが…

無残な感じに劣化していたりすると、あの頃のキレイな思い出がぶっ壊されたようで、軽く殺意を覚えますね(笑)

 

頭部に関しては致し方ございませんが、横に広がったお体については「カッコわる…こんなんになったらアカンわ!」と痛感して、一昨日2回目の断食を終えました、しほうしょしこでございます。

 

 

私の四半世紀前といえば…

夫との結婚が決まってバタバタしいてた頃です。

 

あれは、夫が私の両親に結婚の挨拶をする日のこと…

父とは初対面になるので、夫くんが緊張しないように、外でご飯を食べようと母が提案してくれました。

 

それぞれが現地集合だったんですが、夫くん、やってくれました。

 

約束時間の5分ほど前に、夫とはお店の最寄り駅で待ち合わせていたんですが、彼の足元を見て愕然としました。

いくら「ラフな格好でいいからね~」という設定だったとしても、まさかつっかけで来るとは!

 

お座敷が予約されていたので、靴を脱ぐワケですよ。

靴を脱ぐなら、つっかけで来たことが絶対にバレてしまう。

「しょしこさんと結婚させてください」って父に言う日やのに、つっかけはないやろ。

今から靴を買うにしても、この近くに靴屋さんなんてないやん…

 

 

お店に着いて、父の姿を見ると、ちゃんと襟付きのシャツを着て、普段は履かないであろう革靴を履いておりました。

対して夫くんは、Tシャツにジーパン、足元はつっかけでございます…

 

情けなかったですが、つっかけのまま突入させ、彼の脱いだつっかけはバレないようにソッコーで隠しました。

 

何とかつっかけのことは触れられずに、和やかなときを過ごすことが出来ましたが、翌日母に言われました。

 

「夫くん、つっかけで来てたな。アンタがすぐに隠したから、あの場は見逃したんやで。」

「や、やっぱりバレてたか…」

 

この出来事で先を見通したのでしょう。

母から、結婚生活を送るにあたって、アドバイスをもらいました。

 

「何でも初めが肝心や。始めからアンタのペースに持って行っとかな、あとからひっくり返すのはしんどいで。」

「分かった!」

 

結婚後、夫は朝食に和食を希望しましたが、私はパン食でした。

新婚ホヤホヤで、当時はかわいい新妻だった私は、夫の好みに合わせて和食に変えてあげようかな?と思いましたが、結婚生活なんてこの先何十年も続いていく。

仕事に行く前なんてバタバタしてるのに、朝からごはん炊いて、卵焼いて、出汁とってお味噌汁作って、魚でも焼いてって、毎朝私がするんかーい!

しかも、晩ごはんも私が作るやん?

今ここで甘い顔をしたら、私がずっとしんどいんちゃうん?

 

そこで私は、母のアドバイスを思い出し、心を鬼にしました。

「私はパン食やから、ごはんが良いなら自分で準備してな。」

「じゃあ、俺もパンでもいいです…」

 

こうやって、「鬼嫁」は爆誕していくんでしょうね(笑)

 

以降も、「最初が肝心」「先手必勝」を胸に、様々な自由を勝ち取って参りました。

 

 

母が亡くなって早2年。

母とは仲が良かったんで、いろいろ楽しかったなぁ~(^^)

 

なんて考えている、令和4年のお盆でございます。