8月中旬、和歌山市内に住む40代の女性に「5億円当選されました」「人生が変わりますよ」「早く受け取ってください」というメールが届きました。
「事務手数料として電子マネーを購入して裏面の番号を送ってほしい」と書かれていたので、 女性は当選金が受け取れると信じて、近くのコンビニエンスストアで電子マネーのカードを何度も購入し、番号を送りました。
9月4日までに総額約310万円を騙し取られたということです。
被害が発覚したきっかけは、「何度も高額な電子マネーを買いに来る客がいる」と、不審に思ったコンビニ店員の通報でした。(MBSニュース)
7月21日、中学2年の井内諒さん(14)はイオン亀岡店で友人と待ち合わせていた時、70代女性に声をかけられました。
女性は「日本総合支援協会」と名乗る団体から「9億円受け取れる」とのメールを受け取り、手数料として電子マネーで2,000円支払うよう求められていましたが、女性は電子マネーの送金方法が分からなかったそうです。
話を聞いた井内さんは不審に思って「詐欺ではないか」と伝え、女性を近くの交番に連れて行き、事なきを得ました。(京都新聞)
ちなみに、私にも同じような詐欺メールがわんさか送られてきます。
「羽生結弦さん」や「広瀬すずさん」と名乗る方からメールや、「300万円受け取ってください」「追加で100万円お渡しできます」「お困りではありませんか?あなたの力になりたいのです」と言った、非常に心温まるメールをいただいております。
何故「お金がもらえる!」と信じて、行動してしまうのか?
お金に困っているからでしょうね。
とはいえ、いくらなんでも、見ず知らずの人が5億円や9億円もの大金をくれるワケないでしょう。
きっと、100円でもくれないと思いますよ…
反対の立場で考えてみたらわかります。
自分の資産が10億円あります。
そのうちの5億円や9億円を、見ず知らずの他人にポンとあげますか?あげませんよね。
もしあげるなら、他人じゃなくて親族にあげませんか?
このような詐欺に引っ掛からないためには…
・お金に絡むことは、信頼できる人に相談すること
・相談したら「止めておけ」と言われそうなことは、実行しないこと
・おいしい話を持ってきた相手側のメリットを考えてみること
愛情や友情が存在しないと、自分にメリットがないことを行う人なんていませんから。
この辺りを意識できれば、まぁ大丈夫でしょう。