趣味でブログを書いているB子さん。
そのブログがある日突然、「炎上」してしまいました。
コメント欄には身に覚えのない誹謗中傷がテンコ盛りでした。
・いつもダサくてセンスが悪い
・B子は子供が通う塾の講師と付き合っている
・ブスのくせに自撮りを載せ過ぎでキモい
・B子がやっていることって詐欺でしょ、最低
・B子って〇〇っていうお店で風俗嬢をやってる
こんな書き込みが、毎日入り続けます。
B子さんはブログを見るのが怖くなってきました。
でも、何を書かれているのか、気になって気になって仕方がありません…
「誰がこんなウソっぱちを書いてるの?」
近所のママ友が数人で井戸端会議をしていたら、「自分のことを噂しているのかも?」と疑心暗鬼に陥ります。
いたずら電話もかかってくるので、電話の呼び出し音を聞くとビクビクしてしまいます。
夫は「顔も見えない知らない奴らが書いたことなんか、気にしなけりゃいいのに」と他人事です。
「一体私が何をしたって言うの…!なんで私がこんなに嫌な思いをしないといけないのよ!」
B子さんは市が主催する、弁護士の無料相談会の予約を入れて、どうしたらいいか相談してみることにしました。
B子さんが書かれた書き込みは、侮辱罪や名誉毀損罪にあたるとのことで、行えることは2つありました。
・書き込みを削除してもらう
・書き込んだ犯人を特定する
犯人の特定ができたら、3つの選択肢があります。
・話し合いをして示談で済ませる
・民事訴訟をして慰謝料などを請求する
・刑事告訴をする
こんな流れになるとのこと。
B子さんは、中でも特にひどい書き込みの削除と、その犯人の特定を依頼しました。
弁護士への費用はかかるけど、お金の問題ではありません。
どこのどいつが、何故こんなことをするのか。
「匿名だからバレないだろう」「みんなやってるし、大丈夫だろう」と、高を括っている犯人。
B子さんは、誰にも傷つけられない平穏な日常を取り戻すために、犯人が二度とこんなことを行わないように、泣き寝入りはせず、犯人を安全地帯から引きずり出してやることにしました。
それから3か月ほど経ち、書き込みをした犯人が特定できたと弁護士から連絡がありました。
なんと犯人は、仲良くしていたママ友のH美さんだったんです。
ショックでした…
知らなかったほうが良かったのかも知れません…