死んだあとはどーでもいいですか?

相続

無縁仏にならないために…

無縁仏になってしまうと、なんとも寂しいことになってしまいますね。

私には子供がおるから、無縁仏になんかなるワケないわ!

 

あのぅ…Bさんも娘さんが居てましたけど、ほんまに大丈夫?

 

私は自分が死んだあとは無縁仏になろうと、どーでもいいわ!

あ、そうですか。

あなたが亡くなったとき、たまたま近くにいる人に迷惑をかけるでしょうけど、それもどーでもいいなら、何もしなくて大丈夫じゃないっすか…

 

私が無縁仏…

それは困る…

 

でしたら、無縁仏にならないためにやっておきたい手続きを紹介しましょう。

 

最終的に身寄りがなくなってしまいそうな人は、

 

・死後事務委任契約

 

という契約を結んでおくのが安心です。

元気なうちに葬儀社と契約を結んでおいたり、お寺さんと永代供養の契約を結ぶということは必要かもしれませんが、自分自身が亡くなったあとに、誰がその契約内容を履行するかという問題が出てきます。

そこで活用すべきなのが「死後事務委任契約」です。

死後の事務的な手続きをお願いするための契約ですね。

 

例えば…

・役所への届け出

・親族や知人への死亡の連絡

・葬儀や埋葬の手配

・医療費の支払い

・遺品整理や自宅の処分

といったことをお願いします。

 

友人や知人にお願いすることもできますが、死後事務は面倒臭いものが多いので、弁護士や司法書士といった法専門家に依頼する方が良いかもしれません。

 

死後事務委任の契約自体は、口約束でも成立します。

しかし、口約束ではどんなことをお願いしたか忘れてしまうかもですし、万が一、あなたの遺産を嗅ぎ付けた遠縁の親族を名乗る者が現れて、死後事務についてとやかく口を挟んでくる恐れはゼロではないでしょう。

 

なので、きちんと公正証書で契約しておくのがおススメです。

 

 

このような、終活の話に限らず、どんなことでも知っていて損はないので、変なトラブルに巻き込まれても余裕でかわせるように、日頃から耳をダンボにしておきましょう。

 

・自転車で歩道を走っていたとき、前に歩行者がいたのでベルを鳴らしたらダメなの?

・居酒屋のバイトでお皿を割ってしまったので、給料からお皿代を天引きされました。これって違法なの?

・クレジットカードのリボ払いって、何がダメなの?

 

このような素朴な疑問も、終活の相談も「しょしこ」におまかせ。

 

「こんなことが知りたい!」ということや、お悩み相談、ご意見などを送ってもらえたら、このメルマガで取り上げて、回答させていただきます(^^)

すずらん司法書士事務所|しほうしょしこ
昨日の友は今日の敵|コレ、対岸の火事ではありません。

 

今後発生しそうなことを先に知っておくと、怖いもんなしです。

 

どんなことでも「オオゴトになる前」が重要で、一旦オオゴトになってしまえば、長期間決着しないし、しかもめっちゃ疲れます。

 

今は、例の事件が真っただ中なので…

贈与、相続、お墓、親族関係、治療費で、もめにもめている人が、日本国中で激増しております。

なにかあってからでは遅いので、早いうちから、しっかり準備しておきましょう。

自分は大丈夫という、ヘタな思い込みは、人生を台無しにしてしまいますよ。