あなた、ちょっと厚かましいんじゃない!?

お金・法律
私「本を水没させた私に100%の非があるので、本屋さんに行って同じ本を探し回って、お詫びの品と新しい本持って謝りに行きますね。」
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Dさん「ええっ!?新品を買った上に、お詫びの品まで!?」
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私「友人の好意で貸してくれた大事な本を、自分の不注意でダメにしてしまったんですから当然です。例え新品でも、友人が使っていたその本ではないわけですよ。本当ならその本を借りたときの状態で返さないとダメなのに、水没させてしまってそれができなかったお詫びをしますね。もし、友人が大事に思っている人からの贈り物で、気持ちが入っている本だったらどうですか?お金で解決できますか?」
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Dさん「……」
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私「私ならそうするだけなので、Dさんは同じようにしなくてもいいと思いますよ。今回は借りたものが本だったから良いですけど、もっと高価なものだったら訴訟問題に発展してたでしょうね。」
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Dさん「そんな『たられば』は要らないですから。」
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私「もうそのお友達と友達付き合いするつもりはないんでしょ?」
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Dさん「こんな非常識な人だと思ってなかったんで、もう付き合わないです。」
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私「(相手もそう思ってはるわっ!)じゃあ、手切れ金と思って新品の本を返した方が後腐れなくてスッキリしません?それがお互いにとって一番シンプルな解決策だと思いますよ。」
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Dさん「相手の要求を簡単に許すと、つけ上がるじゃないですか…。お金がどうこうではなく『人としてどうか』ということを基準にしたいだけなんです。私だって、新品の本をキャッシュで10冊買えるくらいのお金はありますから!」
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私「(ほな新品買えよ!)『人としてどうか』と言うより、Dさんは『自分が納得したい気持ち』を大切にしたいから、『お友達が納得できる気持ち』は二の次、というお考えでしょ。」
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Dさん「なっ…?人聞きの悪い!あなたそれでも司法書士なんですかっ!?」
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私「はい、これでも司法書士なんです。」
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Dさん「名刺をいただけますか!」
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私「この相談会では、相談者の方に名刺を渡せない決まりになってまして…大阪司法書士会の登録番号21010967で検索してください。大阪司法書士会に苦情申し立てでも懲戒請求でも、気の済むようになさってくださいね。」
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Dさん「ふん!当然そうさせてもらいますからっ!」
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私「はーい。気を付けてお帰りください~」

 

 

 

相談会の相談員をすると、色んな人が来られるんですが、この相談者さんはなかなか楽しい人でした(^^)

 

自分が正しくて相手が間違ってるの一点張り。

 

これ、脳の認知機能が劣化してる人の傾向だと思います。

 

このDさんだけじゃなくて…

みなさんの仕事の取引先の人やお客さんにも、会話が嚙み合わない人物が増えてきていませんか?

 

脳の機能が劣化しているのに加えて、「お金が足りない」というのも大きな原因です。

 

お金がなかったら、生活に余裕がなく、メンタルにきますからね…

 

 

トラブルの殆どが「金銭問題」で、そこら辺にゴロゴロ転がっています。

 

自力で問題解決ができるのなら、全然OKです。

解決できそうにないのなら、ちゃんと解決してくれる人、みなさんはキープしていますか?

 

一旦トラブってしまうと、メンタル・時間・金銭の3点セットを漏れなく浪費してしまいます。

「トラブルは大好物デース」っていうド変態さんを除けば、トラブルなんて御免こうむりたいですよね。

 

トラブルを避けるには、思い込まないこと。

 

・あなたの思い込みは他者の非常識

 

みなさんも、疑問点や不安なことがあれば、しょしこに質問してみてくださいね。

 

相続、介護、金銭トラブルなど…

コロナ騒動後に起こりそうなことを先に知っておくと、これからの人生は余裕のよっちゃんです。

 

「自分は大丈夫!」という根拠のない自信は、人生を台無しにしてしまいますから、くれぐれもお気を付けください