「信託法」です。
聞いたことあるかも知れません。「家族信託」。
家族信託を使えば、飼い犬・飼い猫を守ってあげられます。
Aさんは現在一人暮らしで、配偶者や子供はいません。
癒しは愛猫のヴァネッサちゃん。
Aさんは末期癌を患って余命宣告を受けており、現在精力的に「終活中」です。
治療を受けながら遺言を書いたり、自宅不動産の処分先を考えたり、ケアマネさんと二人三脚で動いておられます。
心配なのは、ヴァネッサの行く末です。
絶対に避けたいのは、自分の死後、保健所に送られて処分されてしまうこと。
姪っ子がいますが、マンション暮らしなのでペットは飼えないとのこと。
どうしよう…?
そこで家族信託です。
信頼できる「ネコ仲間Bさん」にヴァネッサの将来を託す、家族信託契約をAB間で結びます。
AさんはBさんに、自分が死んだらヴァネッサを自分に代わって飼ってもらう or どこか信頼できる動物愛護施設や里親を探して引渡してもらうことをお願いします。
Aさんは手持ちの現金をヴァネッサのために使ってもらって、最後まで面倒を見てほしいのです。
なので、現金とヴァネッサをBさんに託します。
(ネコは、法律上「動産」として扱われますから、家族信託の対象になります)
現金とヴァネッサを託されたBさんは、Aさんの現金を使ってヴァネッサを自分で飼うもよし、里親や施設を探してヴァネッサを譲渡するもよしです。
里親や施設に譲渡する場合も、ヴァネッサの飼育に係る費用はAさんの現金を使えます。
「Bさんって、Aさんが亡くなったあとは最後までちゃんとヴァネッサの面倒を見てくれるとは限らないんじゃないの?」
「Bさんが現金を着服するかも知れないよね?」
そんな心配は無用なんです。
ヴァネッサを守る家族信託契約に、監督人を付けることで、Bさんが義務を履行しているかをチェックできます。
家族信託を活用すれば、ご本人の不安を安心に転換できます。
今回はペットを家族信託するケースでしたが、この家族信託は汎用性が高いんです。
・認知症になると財産が動かせなくなるので、子ども達が困らないために
・障がいを持つ子どもの将来を守るために
・内縁関係にあるこの人を守るために
自分の大切な人が困らないように、事前に準備しておく手段の一つです。
有能な人は、事前に準備します。
それ以降は笑って暮らします。
無能な人は、目の前の小銭が気になって、先の準備に意識が向きません。
いざというとき、手遅れであることに気付き愕然とします。
その差は
雲と泥。天と地。月と鼈。
あなたは前者と後者、どちらになりたいですか??
前者になりたい! ならば → http://shihoushoshiko.net/lp/
後者で構わない! ならばご自由に~(^^)
そうそう、「コロナウイルスの本当のこと」。
勉強会で喋ろうと思います。
今月か、来月かに。
今日はここまで。
また来週~ (^^)/~~~
「知らなかった」で済めばよいのだが、そうは問屋が卸さない。
それが法治国家・日本である。
我々の生活は、法律で出来ている。
法を読み解けば世界が見える。
法律を知らずして今まで無事だったのは、僥倖を得ていたに過ぎない。
知識がなければ、大切なものは守れない。
学びこそ、最大の防御である。
これからも無事でいたいなら→ http://shihoushoshiko.net/lp/